2024年04月11日

山の春に思う 〜桜のこと、聞き書きのこと〜

語る人と聞く人がいて、聞き書きになる。
高知県東部の北川村の遺族會舘に掲げられた英霊の遺影、その声を聴きたいという私の願いが、聞き書きの形で叶った。
もう10年余も前のこととなる。語り手は、英霊となった方々のご親族であり、川島博孝さんは、その中のお一人だ。

そのご縁で、川島さんの山の桜の木植樹に参加したことがある。
「もう花が咲きゆうで」と連絡をいただき、先日、久しぶりに北川村へ出かけた。
桜山に案内してもらうと、あったぁ、私の桜の木!!
私の下手な字で、『いつの日にか桜の名所に 川島公園💛』と表に、裏に『平成27年3月21日 TSURUOKA』と書いたタグの付いた桜の木!!
見上げるほど立派に育った私の桜、花も咲いている!!感無量!!

桜を植える人がいて、見る人がいる。時が経ち、誰が植えたとも知らず、この桜を見る人がいる。きっと、いる。
聞き書きは、誰とも知らぬ人に、伝わり、つながる。時や空間を超えて、伝わり、つながる。そう願っている。

桜.jpg



posted by ききがきすと at 23:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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