2013年06月28日

『あの日を忘れない 〜東日本大震災の記録 宮城編〜』が完成しました

mihon.jpgききがきすとメンバーが昨年12月に、宮城県で東日本大震災被災者の方々に体験をお話いただき、それをまとめた『あの日を忘れない 〜東日本大震災の記録 宮城編〜』(92頁)が完成しました。

これは「ききがきすとグループ」初めての書籍化です。

収録してあるのは、下記の6つのお話です。

@『震災後の「天の川」を忘れません』  
   語り手:川口久弥さん


A 前に進みたい
    福島のことを忘れないためにも』
   語り手:飛知和祐希さん

B『みんなが守ってくれて助かったんだよ 子ども大きくなったら教えたい』  
   語り手:大村桂さん

C
『自分の身は自分で守る』  
   語り手:鈴木良英さん

D 『震災後も地元に根付いて事業を復活させたい』
   語り手:桂島俊憲さん

E 『シニア居酒屋「井戸端会議」震災後の再チャレンジ』  
   語り手:高橋義信さん

やっと落ち着いた気持ちに、いらぬ波風を立ててしまうのではないかと危惧した私たちに、語り手の皆さんは、震災当日の体験、避難の状況や自宅・周囲の様子、これからの人生などを語ってくださいました。本当に感謝申し上げます。

mihon4a.jpg聴き書きを担当したのは、豊島道子、海田廣子、松本すみ子の3名の「ききがきすと」です。全員仕事を持っているため、予定通りには進みませんでしたが、お話しいただいた内容をできるだけ忠実に記録したいと、何度もテープを聴き直し、原稿を書き直し、写真の位置やレイアウトを考えながら、編集していきました。「ききがきすと」にもとてもよい勉強になりました。

せっかくの記録です。多くの皆さんに読んでいただきたいと思っています。まだ、詳細は決めていませんが、ご希望があればお知らせください(有償)。また、多くの方々に読んでいただけるように、電子出版も計画しています。

東日本大震災被災者の方々の聴き書きを、今回で終えるつもりはありません。今後も、福島、岩手と続けていく予定です。

皆様のご協力、よろしくお願いいたします。
 


posted by ききがきすと at 22:27 | Comment(1) | TrackBack(0) | 東日本大震災聞き書き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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大災害のききがきは、体験の聴き取りの中でも難しいものがあると想像していましたが、作品を読むと、まさに「個々の災害」体験であり、重みも厳しさも大変と感じられました。 Posted by 清水正子 at 2013年09月23日 16:01

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