素敵なキルトを作り続けている友人がいます。
彼女の初めての展示会に相乗りする形で、こちらも初めてのききがき冊子の展示をしました。
今年は私が高知でたった一人の「ききがきすと」として活動を始めて、ちょうど10年の節目。
一年に1〜2冊のペースで作ってきた冊子も、12冊になりました。
首都圏で活動している仲間の冊子や、「ききがきすと」グループによる『あの日を忘れない 東日本大震災を語る』の宮城編、岩手編の2冊とともに、読んでいただけるように小さなテーブルに並べて、『ききがきコーナー』のでき上りです。
9月30日(土)と10月1日(日)の2日だけ、会場は高知市、JR入明駅近くのイベント会場です。
手づくりのチラシと友人知人の口コミだけが頼りというミニミニ展示会で、どれだけの人がいらっしゃってくださるか不安でしたが、当日は暑い中でも人が途切れることなく、楽しい時間を過ごすことができました。
もちろん、華やかなキルトが来場者の関心の的ですが、ききがきにも興味を持ってコーナーに寄ってくださる方には、ききがきの説明等のチラシもお渡しして、私がききがきを始めるきっかけとなった北川村遺族会館のことや高知県市合同図書館『オーテピア』での私の冊子貸出の紹介もさせていただきました。ききがきを知っていれば、亡くなられたお母様の話を聞くことができたかもと話してくださった方もおいでました。
小さなききがきの活動も継続することで大きな力につながるということ、また、ききがきを知っていただく、冊子を読んでいただくことが、大切な一歩であるということを認識した2日間となりました。展示会に手助けくださった方、ご来場いただいた方、本当にありがとうございました。
(ききがきすと🄬 鶴岡香代)